お知らせ
Yellow Duck株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:中山 繁生、以下「イエローダック」)は神戸市と協働で、海洋再生可能エネルギー発電設備に併設する浮魚礁の実証実験を開始しました。
ー 背景
気候変動に対応するため、イエローダックは海洋再生可能エネルギー発電設備の開発に取り組んでいます。当該発電設備にはアンカーとして浮魚礁を併設する計画で、イエローダックはクリーンエネルギーの供給に加え、ブルーカーボンの創出を通じた海洋生態系の再生と保全を目指しています。
なお、本実証は神戸市の官民連携課題解決プログラム「So-I企業提案型コース」の一環として、神戸市や地元漁業者の協力のもと実施されています。
ー 実証内容
本実証では、高密度ポリエチレン樹脂製のメッシュパイプに牡蠣殻を充填した浮魚礁を神戸市内の漁港に設置し、藻場形成と魚類の蝟集効果を検証します。実証期間は令和6年11月11日から令和7年3月末までを予定しています。
ー 期待される効果
藻場の形成による海中のCO2吸収効果が期待されるとともに、魚類の蝟集を通じた海洋資源の保全・増加が見込まれます。また本実証では、廃棄処理が課題となっている牡蠣殻を飼料培養基質として利用しており、水産廃棄物の削減にも貢献することが想定されます。
イエローダックは、本実証を通じてブルーカーボンの創出および海洋環境の保全へ貢献するとともに、海洋再生可能エネルギーの利用によるクリーンエネルギーの供給に向け、さらなる開発に取り組みます。
神戸市「スタートアップ提案型実証実験事業『So-I企業提案型コース』海の再生可能エネルギー設備に併設する漁礁のブルーカーボンの実証実験」https://www.city.kobe.lg.jp/a14333/press/624026162937.html